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変な焦りと上手く付き合いながら【タイ・チェンライ編】#29

by 佐田真人|Masato Sata

チェンライのようなのんびりとした時間が流れる町に来ると、リラックスできる反面、どこか妙な焦りがふつふつと湧いてくる。

当たり前だけど、いま東京では30分刻みでMTGのスケジュールが抑えられ、目の前のことに懸命に取り組む、働く人の姿が目に浮かぶ。

SNSを介して入ってくる仕事風景は、あんなに嫌だったはずなのに、今となってはなぜか羨ましくも感じる。これが旅の孤独か、とふと思う。

時折、心底旅を楽しんでいる人に出会う。彼らは大抵「いまを楽しまなくてどうする?」と話す。「そんなこっちは楽観的じゃねえんだよ」と思いつつも、「そうだね」と返す。

いや、考えてもどうにもならないことを考えても仕方がない、彼らの方が全然正しいのだ。でも、旅に出ずにそう思うのと、出た後にそう思うのとではやはり全く異なる。

そういう意味では旅に出てよかったなと思う。まあ、焦らずゆっくりと自分のペースで、旅しよう。


佐田真人|Masato Sata
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