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市内から空港までの会話【タイ・チェンマイ編】#21

by 佐田真人|Masato Sata

旅の良し悪しは、出会った人たちで決まると言っても過言ではない。とりわけ空港と市内をつなぐタクシードライバーの影響は大きい。

今回はトゥクトゥクなのだけれど…。

チェンマイはドライバーを探すのにそう困らない。すぐにドライバーが見つかり、空港までの数十分、彼との会話を楽しんだ。


「日本人かい?来てどれぐらい経つの?」

「そうだよ。3週間はいたね!居心地が良くてつい長居してしまったよ。」


「はは!じゃあもうチェンマイの観光地は全て行ったかい?」

「たぶん行ったよ。でもパソコンが壊れたから、また2週間後に戻ってこないとダメなんだ…。」


「それはチェンマイに住めってことだよ!住むことはできるだろう?奥さんはいるの?」

「はは。ちょっと住んでみたいかも。でも先に世界周ってからだなあ。まだ結婚もしてないよ」


「一人だったら住むのはもっと簡単じゃないか。いつでもチェンマイはお前を歓迎するさ!」

「チェンマイはとても好きになったよ。また戻ってくると思う。いや、戻るんだけど」


「また帰ってきたら連絡してよ!空港まで迎えに行くからさ!」


ほんの少しの会話だったのだけど、彼のおかげで、気持ちよくこの国を出発できそうだ。

チェンマイでの出来事を思い返す。すでに全てが懐かしく、恋しかった。でも、そんな出会いと別れの繰り返しが旅なのだ。

きっとまた世界のどこかで会えるだろう。そんな淡い期待を持ちながら、次の国、ミャンマーへと向かう。

まだ旅は始まったばかりだ。


佐田真人|Masato Sata
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